今回は二所一門の系譜、阿佐ヶ谷系の二子山部屋から 独立した部屋について2回に分けて説明します。 前回書いたように横綱・初代若乃花の二子山部屋からは 多くの関取が誕生しました。 その中から6人の関取が分家独立し、部屋を構えます。 まず横綱・隆の里の鳴戸部屋。 鳴戸親方は猛稽古と現役時代に取り組んだウエイトトレーニングなどで 大関・稀勢の里 関脇・若の里、隆乃若 小結・高安 前頭・力櫻、隆の鶴、隆の山 を育てます。 鳴戸親方は稀勢の里が大関昇進を前にして死去。 現在は隆の鶴が田子ノ浦部屋として継承しています。 小結・二子岳は荒磯部屋を創立。 関取は育てる事が出来ずに、荒磯親方が定年をむかえ花籠部屋と合併し、 荒磯部屋からの弟子である荒鷲が関取になりました。 関脇・太寿山の花籠部屋は 前頭・光龍、 荒磯部屋からの弟子で十両・荒鷲を育てますが、 部屋を閉鎖。峰崎部屋と合併し、荒鷲は前頭まで昇進しました。 残りの3部屋は次回に。 現在、僕は輝関の付け人として冬巡業に参加しています。 巡業で色んな力士と稽古して、 また色んなアドバイスや意見を聞けるのは本当に勉強になります。 写真は仕度部屋の輝関と勘太夫さんです。