2015年5月22日 のアーカイブ

夏場所・十三日目の取組結果

2015年5月22日 金曜日
大相撲夏場所・十三日目の取組結果です。


櫻    ●   5ー2☆      
北皇   ○   4ー3☆勝ち越し
大鷹山  ●   6ー1☆ 
須磨ノ海 ○   4ー3☆勝ち越し
大乗   ○   3ー4★
竜電   ○   6ー1☆
大雷童  ●   3ー4★負け越し
白鷹山  ○   5ー2☆
輝    ●   7ー6    

十三日目成績・5勝4敗
        通算成績・90勝63敗

十四日目の取組です。

前大将  ー 霧桜
鶴乃湖  ー 駒司
暁    ー 武誠山
太熊   ー 玉金剛
前乃富士 ー 琴欣旺
剛力山  ー 高春日
安芸乃山 ー 希帆ノ海  
輝    ー 石浦

大神風です。

2015年5月22日 金曜日
今場所は3場所振りに勝ち越せました。
まだまだ納得のいく相撲は取れてないのでこれからも頑張ります。

今回はリクエスト頂いた勝負審判について。

審判委員(勝負検査役とも呼びます。)は5人を1組としていますが、
二所ノ関、出羽海、高砂、時津風の4つの一門から各4人、
伊勢ヶ濱一門から3人、貴乃花一門から1人で各一門1人ずつの
5人で班が4組出来ています。

場所の1日を
序ノ口~序二段中位を一番、
序二段中位~三段目下位を二番、
三段目下位~三段目上位を三番、
三段目上位~幕下を四番と
時間別に分けて4班がローテーションします。
そして二番は十両、三番は幕内前半、四番は幕内後半も担当します。

ここに審判部長、副部長の3人がおり十両以上の審判に
審判長として加わります。

審判の仕事とには土俵下での審判の他にも色々あります。

土俵下の審判は取組表を小さく折った物と赤鉛筆を持っており、
どちらが勝ったか一番ずつチェックしています。
それを審判室に戻ってから読み合わせて、
間違えがないか照らし合わせます。

向正面赤房下の審判が時計係りとなり、
幕下以下の取組は仕切り回数が決まっていますが、
十両以上になるその日の時間進行を見て仕切り回数を決めます。
そして行司さんや呼出しさんに待ったなしを伝えるのです。
こうして相撲は大体毎日同じ時間に進行し、
6時前後には終了するようになっているのです。

土俵下に控えていない時間も
審判長と無線が繋がっているビデオ室に交代で入り、
物言いがついた時に審判達に進言したり、
待ったが多い力士を審判室に呼んで注意したりもします。

毎日の取組や、場所後には翌場所の番付を
編成するのも審判員の仕事です。

質問をされていた、勝負を見極める事についてですが、
現場の土俵下の親方衆が手足がどちらが早いか、
死に体になっているか、相撲の流れはどうかと厳正に見て
更にビデオ室とも連絡をとって慎重にジャッジしています。
もちろん、自分の部屋の弟子などの相撲では
親心を圧し殺して厳正に見ていると思います。

僕達力士としては見てもらいたい所などなく、
親方衆がこれだけ厳正に考えてくれての結果ですから
素直に受け入れるしかありません。
高田川親方には「微妙な相撲を取るから悪いんだ。
文句なく勝て」と常日頃から教えられております。

最後にさがりを抜く行為は勝負決定の合図なのか?という質問ですが、
そんな事はありません。
ただ、強いて言えば「俺が勝ったぞ!」という
審判へのアピールでしょうかね。

また質問を待っています。
どんどん質問して下さい。よろしくお願いします。

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