いよいよ春場所まで4日と迫りました。 高田川部屋の力士は順調な稽古を続けており、 今場所も全員勝ち越し目指して頑張ります。 白鷹山が前回のブログで輝関の″さがり″を 溶かしている画像を載せていました。 これを見て続きが気になっている人も多いのではと思い、 今回からさがりについて2回に分けて書きます。 まずはさがりとは?ですが意味としては諸説ありますが 「前を隠す」という意味が根強いです。 その昔、力士の身に付ける物はふんどし~化粧廻し~廻しへと変わります。 ふんどしの頃には前垂れが前を隠す意味で長く、 そこから化粧廻しのバレンの部分へと発展します。 昔は化粧廻しで相撲を取っていたのです。 しかしそれでは邪魔であり、怪我もあった事から 現在のように廻しになります。 その時にバレンの変わりにとなったのが″さがり″です。 さがりは大体13本、体格によって11本の事もありますが、 原則として奇数です。 奇数は1かその数字でしか割り切ることの出来ない神聖な数、 聖数と言われており、 しめ縄を゛七五三縄゛と書くこともある様に しめ縄も奇数が基本です。 つまりさがりにはしめ縄と同様、邪を払い、 身を清める意味もあるという説がありまさ。 さがりは幕下以下はただの紐状。 関取衆は締め込みと同様の色の絹の糸が 束になった物を″ふのり″で固めて使います。 では次回は関取衆のさがりを作る行程を画像もつけて説明します。 (写真は幕下以下のさがりです)