2014年12月22日 のアーカイブ

大神風です。

2014年12月22日 月曜日
大神風です。

年末は餅つき、大掃除、新年の準備など
慌ただしくしてますが稽古はしかっりと行ってます。
来年は飛躍の年にしたいと思います。

さて今回は私事ですが先場所のBS中継で
現役力士最も改名が多い力士として取り上げられました。
そこで僕の四股名について書こうと思います。

まず平成16年3月に入門で初土俵時は
本名の前田 一輝でした。
そして初めて序ノ口に四股名が載った翌5月から
前神風  一輝(まえしんぷう  かずき)と改名します。
この前神風は行司の勘太夫さんが名付けてくれたもので、
″前″は当時の師匠、先代・高田川親方の現役名の前乃山から。
″神風″は古く昭和初期に小兵ながら活躍した神風 関にあやかり、
そして出身地の神戸から取って「土俵に神戸の風を吹かす」
という意味で付けてもらいました。

前神風で2年近く取りますが17年1月、
高田川親方の方針で部屋の大半の力士が″前″を外して改名しました。
これは先代の「前乃山にではなく、下の名前の太郎にあやかってほしい」
との考えからでした。
これは先代が育った高砂部屋では太郎という名は伝統があり、
横綱や大関になった力士は太郎ばかりだという事からです。
(横綱では三代目の朝潮、分家から曙、大関では前乃山、四代目の朝潮など)
これによって前神風から輝錦  一太郎(てるにしき  いちたろう)に改名します。
この四股名は意味が全く不明。
なぜ僕だけ太郎ではなく一太郎になったのかも意味不明でした。
恐らく、勘太夫さんの思いつきでしょう。

輝錦では成績もパッとせず、2場所で返上。
次は威力  太郎(いりょく たろう)に改名します。
この″威力″は当時の部屋付きだった千田川親方、
現在の師匠に付けてもらいました。
これは師匠が長年温めていた四股名だそうで、
それを付けて頂いて光栄でした。

そして21年5月から神戸の後援会の方々のなどから
「やっぱり神戸にあやかった四股名にしてほしい」などの要望もあり、
前神風に戻します。

24年7月、自己最高位で大負けしたのを期に 
9月より神風力  一輝(じんぷうりき かずき)に改名。
これも師匠が考えてくれたもので、もっと力強くなるように、
そして字画を考えて旧字体の神にしたのです。
しかし翌11月に「やはり読み方の語呂が良くない」ということで 
神風力の読み方を(しんぷうりき)に改名します。

ところがこの場所も負け越し。
そこで師匠から「思いきって神風、読み方も″かみかぜ″にしよう」と提案があり、
神風だと先代の神風 関に失礼ということで25年1月より大をつけて
大神風  力(だいかみかぜ  ちから)と改名して現在に至ります。

前田→前神風→輝錦→威力→前神風→神風力(じんぷうりき)→
神風力(しんぷうりき)→大神風と計7回改名した事になります。 
もう改名はしないと思いますが、
師匠に「もし関取に昇進できれば神風を付けてやる」と言われており
(師匠は覚えてないかもしれませんが)、
いつか神風を襲名できるように頑張ります。

写真は最近読んでいる神風 関の自伝です。
次回は少しですが神風 関について書こうと思います。

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