大神風です。
春巡業もニコニコ超会議場所を残すのみとなり
部屋で稽古に励んでおります。
今日は巡業での付き人の一日を簡単に紹介します。
まず朝はホテルを大体5時30分頃に出発します。
体育館の開館が6時なのでそれに合わせての出発です。
6時に体育館が開館すると支度部屋の場所取りです。
自分の部屋の関取が少しでも広く、
コンセントの横など少しでも使いやすい場所に明け荷を広げれるように、
開館と同時に付き人達は激しいレースを展開します。
支度部屋を確保すると明け荷を運んでいる
協会トラックから明け荷を運びます。
トラックから支度部屋までが遠い体育館などでは
地獄の重労働です。
明け荷を広げ、関取の廻しなどの準備が終れば次は稽古です。
普段は稽古できない色々な力士達と稽古できる貴重な場です。
幕下以下の稽古は8時30分に終了。
四股を踏んだりトレーニングなどを各自で行ってから
髷を一門の床山さんに直してもらいます。
この頃に支度部屋には次の移動時間やホテルの部屋割などが貼り出されます。
これをしっかりメモするのも仕事です。
これらを終えると関取が稽古を終えて風呂に入ります。
関取を風呂に入れ終えたら一段落です。
関取が弁当を食べている給仕、取組があれば取組を取って風呂に入ります。
今度は自分の昼弁当を食べますが、すぐに関取の土俵入りの時間です。
ゆっくり食べている暇はありません。
関取が土俵入り、取組を終えると明け荷に荷物を直して
再びトラックまで運びます。
そして指定のバスに乗って次の巡業地に移動です。
約3時間ほど、長い時には6時間を越えることもあります。
ホテルに着くと関取の食事の給仕、自分の食事を終えたら
ランドリーを探して洗濯です。
すべてを終える頃にはすっかり遅い時間になります。
そして次の朝はまた早朝に体育館入りです。
付き人達はハードな生活ですが、
初めて巡業に参加する新弟子などは巡業を終えてると
少し逞しくなっています。
次回は何の話をするか、
非常に困っていますのでリクエスト募集します。
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佐々木デスクのツイートから飛んできました。初めまして。
巡業中の付け人さん方は、こんなにも過密なスケジュールで動かれているのですね。興味深いお話をありがとうございました。
リクエストというほどのものではないのですが、取り組み後、懸賞の水引にさがりを通す所作が気になっています。持ちやすくするためなのか、他に由来があるのか教えていただければ嬉しいです。
大変貴重なお話有難うございました。リクエストとしては、観戦する側から見て、序の口から三段目あたりまで、通常はBS放送前の取り組みとして、たとえば高田川親方をはじめとして、審判担当の親方の方々は、非常に緊張した心情で取り組みを凝視しているかとお察しします。
巡業においてもこたびの市川場所で東関親方が本場所さながらと同様に力士の足元の動きに合わせて、激しく上体を動かして勝敗の行方をおってました。
審判親方として力士の将来を決定するであろう取組の勝敗の厳格化を図るため、特に重要としている心掛けはなんでしょうか?
また、取組している力士の心情として何を見てほしいと願っているものでしょうか?
もし、思い当たることがあればお願いいたします。
いつも、楽しみにしております。
いろいろ、知ることができて、おもしろいです。
我々一般人からみると、お相撲さんの生活自体が
興味深いので、なんでも普通に書いてください。
次も、楽しみにしております。
前回ブログでは、ご教示ありがとうございましたm(__)m
巡業のお仕事は、本当にハードなんですね!
付き人さんは心身共にタフでないと務まりませんね。
昨年4月の「相撲」誌に、里山関から白星を挙げた常幸龍関の
「(待ったかと思ったが)前に出た。(中略)
勝負がついた瞬間、すぐにサガリを外しました。アピールするために」
というコメントがありました。
サガリを外す=立ち合い終了の合図、ということなのでしょうか?
初心者な質問ですみません。
お時間ある時に教えて頂ければ、幸いです。
お疲れ様です。色々知らないことを教えて頂きましてありがとうございます。まさかそんな朝早く出発して、場所取りまでは知りませんでした(..)(__)余計に興味を持ちましたm(_ _)m
昨日のコメント中の「立ち合い」→「取り組み」に訂正します。
失礼しました。